今回は最も最も大事な練習メニューの組み方について説明します。
突然ですが皆さんは普段の練習メニューをどのように組んでいますか??
多分なんとなく、
「ストレッチして総踊りしてからイベントの練習したり、
振りの揃えとか直しとかして最後踊り込めばいいんでしょ?」
みたいな感じですか??
人それぞれ、チームそれぞれ過去積み上げられてきた文化、伝統みたいなものがあると思うのでチームによって様々な練習メニューの組み方があると思います。
ただ実は、、、
すごいチームの練習メニューにはある程度共通点があるんです!!
(すごいチームっていう幼稚なワードはつまり賞に食い込むようなチームってことです笑)
今回はそれをご紹介します。ご自身のチームの練習に役立てば嬉しいです。
それではいってみよー!!
こんな練習メニューはダメだ
まず先に「こういう練習メニューはダメ!!」っていうのから。
① すぐ総踊りとか踊っちゃう系
→ 「練習始めまーす!」で間髪入れず総踊りとか入れて踊っちゃう
② そもそも成り行き系
→ 練習メニューそもそも組んでおらず思いつきで進めちゃう
③ 踊り込んで踊り込んでそのまま練習終わっちゃう系
→ 練習終盤に踊り込んでそのまま集合してお話しして解散しちゃう
これらの練習メニュー何故ダメか。
それはたった一つ、練習において最も重要なトピックをないがしろにしているからです。
たった一つ覚えておいて欲しい重要なトピック
たった一つ練習メニューを組むにあたって覚えておいて欲しい重要なトピック、
それは心拍数です。
心拍数は練習において効率良い練習をする為にも、怪我のリスクを下げる為にも非常に重要です。
「ベルカーブ」
ベルカーブって聞いたことありますか??
ベルカーブとは、
統計学に登場する、正規分布(ガウス分布)の分布曲線の通称で、
平均値を中心とするその分布の形がベル(釣鐘)の形になる統計用語です。
、、、ということなんですが、要は下のグラフです。
統計学と練習メニューの組み方には何のつながりもありませんので意味は理解しなくて大丈夫です。
こういうカーブがあるっていうことだけ分かればいいです。
・・・ってかたまたま引用した画像がエアロビクスプログラムだったのですがつまりエアロビクスでもこのように心拍数を意識してプログラムを組んでいるんですね。
練習メニューにおけるベルカーブの取り入れ方
このベルカーブ、
X軸 : (練習)時間
Y軸 : 心拍数
と置きます。
つまり時間が経過するに伴って、
心拍数は徐々に上がっていき、中盤で最大化
その後は緩やかに低下していく
これが心臓に最も負担がかかりにくい、と言われています。
え?心拍数の上がり下がりってそんなに大事なの??
って思うかもしれません。
えぇ、大事です。極端に言えば
寝起きでイキナリ全力で踊れますか??
踊れませんよね
ってことです。
仮に自分的に寝起き全力で踊ったとしても、それは多分踊れてません。
練習でも本番でもそうですが、心拍数上げていれば血液が身体中を巡りますのでパフォーマンスが最大化します。
そしてその心拍数を緩やかに上げ下げすることは心肺機能にかかる負担を軽減します。
だからこのベルカーブはとっても大事なんです。
ただしこれをそのまま練習メニューに取り入れると・・・
ただしこれを3時間の練習に当てはめると、
練習開始から1.5時間後、つまり練習中盤に心拍数が最大になり、
そこから残りの1.5時間かけて徐々に緩やかになるような練習メニューを組む
ということになります。
・・・えぇ。わかります。
「ひっっっっっっじょーーーーーーーに!組みづらい!!」
です。
経験者の方なら皆わかります。
だって心拍数が最大化する練習メニュー、それの最たるものは「踊り込み」。
これを練習中盤に持ってくると後半何やったらいいの??となりますよね。
気持ち的には一生懸命皆で踊り込んで練習終わった方が気持ちいいですよね。
わかります。
だから真面目にこの通りに組む必要はありません。
この考え方、
「心拍数を徐々に上げていって徐々に下げていく」
これを意識した練習メニューを組めば大丈夫です。
具体的には次ブログで説明します。
まとめ
以上説明してきた「ベルカーブ」の考え方を意識して次回ブログを参考に練習メニューを組んでみてください。
そして冒頭の①②③のダメなメニューは何故やめた方がいいかわかりますよね。
① すぐ総踊りとか踊っちゃう系
→ いきなり心拍数がっつりあげたら心拍に負担をかけるし何よりストレッチもしていないので怪我のリスクが大きい。最もダメ。絶対。
② そもそも成り行き系
→ 心拍など関係ない!!思いつきで必要なことをやるのだ!!
これは指導者のスキルによりますね。ベルカーブを意識しながらの思いつきなら問題ないです。
でも本当の思いつきならやめましょう。
③ 踊り込んで踊り込んでそのまま練習終わっちゃう系
→ 時間ギリギリまで練習することは悪いことではありません。
問題は心拍数を緩やかに戻すためのクールダウンの時間を取っているかということです。
いわゆるすごいチームというのは知ってか知らずか経験からか、練習メニューにこの考え方を取り入れているように感じます。
いい作品を作る、上手くなる、ためにはたくさん練習する。
これは間違いないことですが、ただ練習するだけでなくより良い練習をするためのメニュー、環境、そういったトピックも必要不可欠です。
心拍数、ベルカーブ、ぜひ一度それらを意識した練習メニュー組み、実践してみてください。
もちろんすぐ結果が出るわけではありませんがこういった日々の質の向上は積み重なり大きな結果をもたらします。
次ブログでは具体的なメニューについて解説していきます。
次回のブログはこちら~♪♪
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