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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】緣志④~限定参加を取らない理由②~

チームインタビュー緣志さん5本目です。

前回の続きです。

まだ前回を読んでない方は、話がつながらないので是非そちらをご覧になった後にこちらをご覧ください。

 

【インタビュー】緣志④~限定参加を取らない理由①~

 

 

(もうそろそろフォローしてくれてるよね??)

 

もう残すところこちらの記事含み2本となりました。

早い。

 

だいぶ時間掛けたんだけど・・・早いなぁ。笑



 

目次

 

 

4.三河を盛り上げるために

 

てかる:あ、でも志は掛け持ちはOKにしてるんですよ。

緣志だけが強くなって他のチームを潰しちゃうわけではないんで。

三河全体が盛り上がってほしいんで

たくみ:それがさっきのファミリーチームの若者が名古屋に行っちゃうのを阻止する理由で。

バチバチにかっこいい踊りをやるチームがこっちにはなかったから。

だったら名古屋に行くよりもうちのチームと掛け持ちして元々いたチームを優先しろ

って方針にしたらファミリーチームにもメンバーとして残ってもらえるし。

てかる:で、うちで上手くなったらそっちの元いたチームにも還元できれば万々歳だし。

だから僕もまだよさこい始めた時の地元のチームまだ所属しています。

「おどら舞鳳来」っていうチーム。

 

 

どま:そうなんだ。続けてるんだ。

たくみ:振り付けもやって教えに行っておばちゃんたちと一緒に踊って。

どま:どまつりはどうするの?

てかる:どまつり出ないんでそこのチームは。

とりあえずおばちゃん達が集まるため、辞めないために続けてます。

どま:じゃあっていうチーム単体のことだけじゃなくて

三河全体のことを考えて運営してるってことか。

たくみツールとして志をやってるっていう。

どま:このエリアを守るために自分たちなりに考えたやり方なんだね。

逆に名古屋では出来ないやり方なのかも。

てかる:イベントもチームもどんどん少なくなっちゃって、

多分僕らがやらなきゃじゃないですけどなくなっちゃうんですよよさこい自体が。

せっかくこんな楽しいこと教えてもらったんで潰したくないなっていう。

たくみ:俺たちの原点は市民チームなんですよ。

俺も「蒲郡げんき連」から始まったんで。

 

引用:https://genki4351.blog.fc2.com/

 

そこがどんどん衰退しちゃうのは嫌だなって。

(蒲郡げんき連は)今はやってはいるけどチームの方針で外に出ないっていう。

総踊り踊って、げんき連で副代表やってた人も他チームに行っちゃって。

そうやってどんどん皆離れてっちゃうから。。。

だから(そういう意味も含めて)こっちのエリアは限定を取らない方がまじでいいんですよ。

 

 

5.ゼロマイナスとは

 

 

たくみ:これ変なマジックですけど、名古屋でもあるのかわからないですけど

「ゼロマイナス」

っていう限定参加の弊害なんですけど、

 

ゼロマイナスとは
  1. ①チームが限定メンバーをとってどまつりに出ます
  2. すごい練習盛り上がるし人も多いから楽しい
  3. ③なのにどまつり終わったらスパッと限定メンバーは練習来なくなる
  4. ④するとゼロ(元々の状態)に戻っただけなんですけどチームの士気はマイナスになる

 

 

どま:なるほど。いわゆる「お祭りロス」ってやつだね。

たくみ:だからこっちのエリアの人たちって、

どまつりとか大きいお祭りが終わることを辞めるキッカケにしちゃうんですよ。

どま:周年記念公演とかもそうだよね。

たくみゼロに戻っただけなのにチームの士気が下がるっていのは絶対避けるべきであって

限定募集っていう「諸刃の剣」

使っていることに気づいてないんですよ。

てかる:それで実際2チームくらいつぶれかけたんですよ。

どま:代表や副代表がそのリスクを理解した上で限定メンバーを取っているならまだしも、

それを理解せずにただ人数を増やすために、ただ演舞をよく見せたいだけの為に

安易に限定を集めちゃった結果、自分たちも一緒に燃え尽きちゃってるチームあるよね。

 

 

6.バサカニの限定チーム

 

 

たくみ:あーあとこれも言いたかったんだわー。

限定の悪いとこ。

バサカニの限定チーム。

バサカニ自体は悪くない。ほんとに瑞浪の人も好きだし。運営している人もすごい好き。

でも(そこに参加する人たちが)限定チームを組んでバサカニに出て。

それで一時うまく行っちゃうもんだから正規チームとしてやっていこうみたいな勘違いが生まれるんですよ。

てかる:でずっとバサカニみたいなことばかりやってるチームばっかりですよ。

たくみ:そうそう。どっかの真似事みたいな。

どま:実際昨年もその前の年の限定チーム枠からチーム立ち上がったね。

新チームを立ち上げる足掛かりとしての予行練習みたいな感じでバサカニに出るチーム多いよね。

たくみ:で、限定でチームを立ち上げるもんだから人数がいる体(てい)で考えちゃうんですよ。

でも、

 

本来って立ち上げ当時5人とかから始めて、10人になったら

「道具増やせるかも!」

こういう構成できるかも!」

「三角形がきれいに組めるかも!」

みたいなそういうことから始めるべきなのに

もうそんな地道なところからやらずにいきなり60人とかでチームができるビジョンを持っちゃうから立ち上げたチームすぐ限定集めばっかりしちゃうんですよね。

 

どま:どのお祭り出るにも「限定集めます!限定集めます!」

っていう声はよく聞くよね。

たくみ:だから今僕から見て名古屋のチームは

メンバーを新規で人を集めるんじゃなくて(よさこいという)大きな枠の中で回しているだけで

新しいところ(よさこい初めましての人やエリア)を吸い上げようとしていないんじゃないかって。

で、唯一の人集めが新歓になっちゃうってのが情けないなって。

本来だったら人集めっていうのは、

よさこいがあんまり浸透していない地域で踊ってそこで自分たちをPRして踊ってみたいなって

思わせてチームに入ってもらうっていうことが「人が増える」ってことだと思うんですよ。

新歓でビラ配りしてっていうのはどこの世界の話?って感じですね。

てかる:よさこい人口とか未来のこととかって興味ないですもんね。

大学4年間サークルとしてよさこいを踊って卒業とともにはい辞めます社会人頑張るぞっていうの多いですよね。

関係ないですもん。

たくみ:だから野鳥の会の人とかが全国のよさこい人口を数えてもらったら

多分頭打ちになってると思います。ここ数年。

どま:始める人と辞める人の数がね。

で、どんどんどんどん高齢者が辞めていって

よさこい人口は減っていって平均年齢がどんどん若くなるよね。

たくみ:そういうところまで視野を広げてほしいなーていうのは思いますね。

 

よさこいって一生もの

 

なので。

どま:今のコって大学卒業したらよさこいも辞めますっていう人もめちゃめちゃ多いからね。

社会人になったら辞めるっていう。

俺らの時って「社会人になってもいかにしてよさこい続けるか」っていうことしか考えてなかったからね。

たくみ:土日祝休みの仕事探しますもんね。

てかる:俺もよさこいのために転職しましたからね。

どま:大学のバイトもチームの練習日はシフト外してくださいって言ってたわ笑

 

 

7.なかなか理解してくれない

 

 

たくみ:でもなかなかね、こんだけじっくり聞いてくれないんだよね。

俺たちは意図がいろいろあって緣志ってチームを立ち上げて限定を取らずにやってるんだけど、

いまいちみんなに伝わらないんだよね~。

てかる:伝わらないっすね~。苦笑

たくみ:理解してもらえないんだよね~。

「何を言っとる?」みたいな。限定とったほうがいいんじゃない?とか。

でも限定とるとこうこうこういうことが起きて~とか、

てかる:短い時間でそれ全部説明するわけにもいかないしね。

たくみ:だから嬉しいんだよね、こういう機会。

限定をとるリスクを知らないんだよね、みんな。

忘れちゃってるんだよね。

 

 

てかるたぶん逃げ切れるんですよ、そのリスクを

(顕在化されるまで)長期的なものだから。

どま:ふんふん。

てかる:大学生の場合2年生で代表やって、1年半耐えればもう卒業だから。

たくみ:あ~そうか、そうだね。

てかる:潰れる前に逃げ切れるんだよね。

どま:あとはメンバーいてなんぼっていうところにもなってるからね。

すぐそこに寄りがちになってくるしね。

てかる人数が力のバロメーターみたいになってますもんね~、そうじゃないんだけどね。

どま:だからさっき言ってた立ち上げ時とかの5人とか10人とかで踊ることを知らない人たちがね、

いっぱいいるから。

話聞いてて懐かしくもあり、そうだよなーって思う。

たくみ:最初の入口の(人数の)ボーダーを引くところがずーっと今、高いところにありすぎて、

そこのボーダーに届くためには限定とって、結果バサカニから立ち上げたようなチームは今ほとんど正規メンバーが少ないよね。

どま:そうそうそう。正規が集めにくい。

たくみ:そうすると今度、いつでも限定募集しちゃうから

いつでも行けるチームだから正規に入ろうと思わない。

そしてそれっていうのは長期的にチームを殺していくことになる。

どま:そうだね。いつでも行けるっていうのはね。

限定参加ばっかりしてる踊り子は皆流行りに乗っかってチームを移っていくしね。

たくみ:チームが正規メンバーを大事にしてたら多分そんなことにはなってなかったと思う。

 

ーーーーー

 

いかがでしたでしょうか。

けっこう胸にグサッと刺さるような人ももしかしたらいるかもしれません。

この2人は、

自分たちのチーム至上主義ではなく、

三河エリアのよさこいを盛り上げたい

更に言うとよさこい全体を盛り上げたい

その中で昨今の限定募集が当たり前かのようになっている現状に警鐘を鳴らしている

 

その根底にはよさこいが好きだからという想い。

皆さんはどうですか??

 

もちろん、

どのようによさこいやチーム、地域に向き合うかはその人、チームの自由です。

 

「よさこい業界の将来?知らん知らん。うちらがやりたいことやれればそれで全然おk。」

「限定募集??やったらいいじゃん。何が悪いの??」

 

っていうところがあろうとそれはチームの自由です。

ただ中にはこのように感じて日々活動しているチームもいるということを今回のチームインタビュー記事を通して認識していただけると幸いです。

 

いよいよ次回で緣志さんインタビューもラスト!!



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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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