今年のどまつりについていろいろ書いてきましたけど今回で終わり!!
思ったことシリーズ!!
テレどまつりをずっと観ていて、
いろいろなチームのものすごい趣向を凝らした素晴らしい映像作品がたくさん観れました!!
おなかいっぱい!!
その中で。。。
まじめに「これってなんで??」「これはいいの??」って思うことが1つありました。
前回のブログとも関係があるのですがなんだろこれ??っていう違和感の部分ですね。
今回はそこを深堀りします。
これ中には
「別にいいじゃんテレどまつりなんだし」
って思うこともあるかもしれませんがどまっぷ的には
良くなくないけど
なんか違和感!!
と思ったので思いの丈を書いて供養します。南無阿弥陀仏。
意地悪なブログです・・・があくまで個人的に思っていることで他の方からすれば異なる意見、見方もあると思いますのでそれらを否定するわけではありません。
目次
1. はて?地域性とは?
テレどまつりで各チームの映像が流れる前にどまつり側の方で用意された、
チーム名とエリア
が書かれた資料が画面に出てきますよね。
で、チーム名とエリアを認識します。
「あ、〇〇県〇〇市のチームなんだね」って。
テレどまつりの魅力のひとつに
知らない土地の知らないチームの作品からその知らない土地の歴史や文化を知ることができる、
というものがあります。しかも全国+海外の。
もちろん演舞でも知ることができるのですが映像の方がより現地の映像が見られるのでより強いです。
これは以前書いた映像作品のブログでも触れました。
愛知県内でも自分も住んでかなり経つけれど各地のいろいろな歴史や文化、建造物、偉人など知らないことだらけで演舞を通してそういうの知ることが出来てすごく面白いです。
この「面白い」っていうのは演舞として面白いっていう意味と
知的好奇心っていう意味の興味深いのことです。今度何かの折にそこに行ってみたいなって。
実際以前静岡の学生チーム(だったっけな?)が寸又峡にある「夢の吊橋」っていうつり橋をテーマに作品をつくられていて知らないしすごいいい感じだから行ってみたい!!と思って実際に行ったことがあります。
ここ。
めっちゃ良くないですか??
・・・話がズレましたが、こういうちゃんと地元の地域の魅力を引っ張ってきて作品と結び付けているチームがたくさんいる中(むしろそういうルール)で一部「おかしくない?」って感じてしまうところもあります。
これ別にテレどまつりだからっていうわけではなくてずっと思っていることでブログにも書いていることなのですが再燃してしまったことなので書くんです。
それは、
「このチームの地域と作品のテーマって
全く関係なくない??」
っていうことです。
2. 2つのパターン
観ててそういうのってテーマが大体2つに分けられます。
◇ 包含するパターン
例えば愛知県名古屋市が活動エリアのチームがいます。
そのチームが仮に「今回のテーマ(地域性)は“日本”です!!」
ということで作品をつくって披露したとします。
めちゃくちゃいい演舞です。
100人規模のチームで振り付けの揃い具合から衣装替えから各種大道具に至るまでもう何もかも非の打ちどころのない完璧な演舞です。
その場合「愛知県名古屋市」と「日本」。
包含されていますが果たしてこれが地域性として認められるのかどうか。
◇ 全然関係ないエリア
同じく例えば愛知県名古屋市のチーム。
今年の作品のテーマは「開拓」です!
北海道が蝦夷と呼ばれていた頃、徳川幕府が多くの探検家を蝦夷に送り込み”北海道”としました。
その開拓の精神を云々・・・
みたいに「北海道の開拓史」をテーマとしたとします。
こちらもものすごい素晴らしい演舞です。
100人規模のチームで振り付けの揃い具合から衣装替えから各種大道具に至るまでもう何もかも非の打ちどころのない完璧な演舞です。
でも愛知県名古屋市と関係ありません。
果たしてこれが地域性として認められるのかどうか。
ーーー
もちろんわかりやすく極論で例に出しましたが実際このような作品は中にはあります。
さて、これらの演舞は評価されるのでしょうか。
演舞自体はどちらもめちゃくちゃ素晴らしいものです。
◇ 物は言いよう
またそれら活動エリアと関係ないところからテーマを持ってきた場合、エントリーシートのPR文のようなところだったり、演舞中のMCの説明だったりなどで、
自分たちの地域とその一見関係ないテーマを結びつけることもできます。
先ほどの2つのパターンで言うと
<包含の場合>
日本を名古屋から盛り上げるうんぬんかんぬん・・・。
<全然関係ない地域の場合>
北海道の開拓を指揮した徳川家は愛知県がルーツとなっておりうんぬんかんぬん・・・。
みたいな書き方ができますね。パッと考えただけです。
これっていいんですかね??
結局表現のテクニックみたいな話になってきてますがこれもう自分たちの地元を盛り上げよう、地元の魅力を発掘しようっていうのと全然変わってきてるじゃないですか。
如何に無理やりこじつけるかみたいな方向性じゃないですか。
3. 地域性には知識が必要
また、特に一般の方になどに審査をお願いした場合、地域性がどうとかよりも
パッと観た時のダイナミックさとか揃ってるとか、あっと驚くようなギミックとか、
そういうわかりやすい表現方法に目がいきがちです。
◇ 採点に知識が必要
ほんとに冷静に地域のことを理解し、審査シートやPR文などを見て、キチンとそれに沿った演舞がされているかを判断するには「知識」が必要です。
性悪説な話になりますけど、演舞を観て
っていう視点は知識がモノをいうところでもあるのでその地域にそのテーマが関係あるかどうかなんて審査で何チームを立て続けに演舞を観る場合調べる時間がないです。
実際まっぴんが過去審査員をやって初見のチームの演舞を観る際、最初に
と言われてもそもそも〇〇に△△祭りが本当にあるのかどうか知識がないとわかりません。
また「△△祭り」っていうのが“神輿をわいわいやる有名なお祭り”だとして、
演舞中に神輿わいわいやるような表現が入っていなくてもそのお祭りのことを知らないので、ほんとはダメ(だと思う)なんですけど神輿というその△△祭りの目玉を表現しなくても「なんかお祭りっぽい表現」をするだけで「あぁ△△祭りを表現しているんだな」って理解(誤解?)できてしまいます。
(すごく性悪説な話してますけど一部の話なので!!)
4. どうなんでしょ??
ってことはもう地域性が「それ在りき」ではなく作品をつくる為のネタ、
になっているのが今の現状なのではないかなと。
地元をリスペクトして地元の魅力を再発見してそれを作品にして踊る
多くのチームがそのように活動しているのですが一部中には今回触れたようなテーマ選定の仕方をしているチームもいて、なおかつ一定の評価を得ているのが現状です。
つまりどれだけでも拡大解釈ができ物は言いようが通用し、演舞自体が素晴らしいければそれが評価されてしまう。
どんなテーマでもどんな地域性でも演舞がもう抜群に素晴らしければ(今回で言うと映像が抜群にかっこよければ)お客さんの評判が良ければ、チャット等で高評価が続けば、そのチームはいい実績を出すことが出来るんです。
これってどうなんでしょう??
ーーー
今回は以上です!!
・・・でもかと言ってそこで
「地域性とはこうあるべき!!」
という厳格なルールをつくるのも何か違う気もします。
・・・難しいね。
ブログのまとめ方もどう締めて良いのかわからなくなりました(笑)
ただひとつ言えることは自分たちの地域の魅力を発掘して表現する。
レペゼン地元
この気持ちは絶対持ってほしいなと思いました!!
※1 一部内容を修正いたしました。 9/10
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